平田内蔵吉さんの書かれている
正坐法
八光流では正坐において親指を重ねず座るのだが、こちらの正坐法では
眞正坐法として左足の踵に右足先を乗せ、外果を両側とも床につける形を取るとの記載がありました。
鍛錬法としては肚に力が入る形なのかもしれませんが、型稽古では矢張り八光流の方法がベスト。
動きが入ると重ねた足は動きにくい。
経絡の流れが阻害される可能性についても八光流で言われる所で、この辺りがどうなのか。
百聞は一見にしかず。
やってみて感触は確かめねばならないだろう。
正坐法にしても安臥法にしても内観法が目的の一つである事が読んでみてわかったのだが、ただ座る、寝る事にこれだけの量の記述があることに驚き。
この時代にこれだけ身体を練り上げていたんだと感服するが生活様式の違いなのかその時代の空気感なのか。
肚についての記載は殆ど平田内蔵吉さんの本には見当たらない。
八光流独自のものなのだろう。
平田内蔵吉さんの書籍では肥田春充さんと書かれているものもあり
正中心
という記載。
肚と正中心は同じニュアンスで捉えて良いのだろうが敢えて肚にしていることは漢字の意味合いが大きいように思える。
月 に 土
ニクヅキ に ツチ
精神心理的な意味合いが肚には伝わってくるように思う。