柔軟性と身体のコントロール

身体が硬い方は柔軟性が低いということで一般的には良くない状態と捉えられます。


しかし身体が硬くても技は掛けられます。


逆に身体が柔らかくても技が掛けられない人がいます。


前者は柔軟性が低いが身体のコントロールが上手い。

後者は逆ということ。


では硬くても良いのかというと私は柔軟性がより高められた方が良いと思います。


もし身体のコントロールが同レベル同士で技を掛け合うと技の掛かりが良いのは柔軟性がある方。


身体が硬いということは身体の中で詰まりが出やすいということ。


柔軟性が高ければ詰まりが出にくい分自分に詰まりが出ず相手の詰まりを起こしやすい事になります。


さてここで柔軟性が良くても技の掛からない人はどうなのかということですが、身体のコントロールが上手く行っていないということですね。


一例として想像してみると、関節の数が増えるとコントロールする数が増えるということです。

身体が柔らかい人はフニャフニャしているのでコントロールしなくてはいけない部分が増えるんですね。

逆に硬い人はコントロールするべきポイントが減るのでコントロールしやすい。


型稽古では敢えて使わない関節が出できます。

それが難なく出来れば関節を増やして同じことが出来るように練習することも応用的に行っても良いですね。


ただ、身体の硬い方はある意味コントロールしやすい面もあるものの柔軟性の高い方に対しては掛けきれない事もあるので矢張り柔軟性は高めるだけ高めておいて、身体のコントロール技術も高めるということが必要でしょうね。